特別感と後ろめたさ
先代のさくらさんは、私にとって妹でした。実際に面倒を見ていたのは母でした。
小麦は、娘です。生後3ヶ月過ぎで私の元に来て、小さな頃はご飯食べない。すぐお腹壊す。アレルギーで病院通い。みたいな子でした。
何があっても私を信用し、好きでいてくれる唯一無二の存在です。
なぜか今の私達が住んでる家に慣れず離れて住んでいるから、ずっと一緒にはいれない。近いとは言え離れてる。
小麦と一緒に住んでいたらゴンを保護することはなかったと思う。小麦、他のコと仲良く出来ないタイプだったから。
ゴンがいいコで、初対面で小麦に噛まれてもやり返したり怒ったりしなかったからウチのコになった。ゴンと小麦のとこに行きゴンと帰る時、小麦どう思ってるかな?私に捨てられたって思ってるかな?っていつも考える。
近いとは言え離れてるから。もしかしたら最期に会えないこともあるかも。そう考えるとたまらないんです。
ゴンは約束を守って、ちゃんとお世話させてくれてる。
小麦にも、急にひとりで逝っちゃダメよ。ちゃんと母ちゃんにお世話させて介護させるのよって言い聞かせてる。
小麦には特別感と後ろめたさがあるのです。もちろんゴンも可愛い息子ですけどね。
どうか小麦もゴンも私の腕の中で見送れますように…。